千葉大学は2016年3月10日付プレスリリースで、脂質代謝に関わる酵素の異常がうつ病に関与していることを明らかにしたと発表しています。
今回、うつ病に関与していることが明らかにされたのは「可溶性エポキシド加水分解酵素」と呼ばれるもので、アラキドン酸の代謝に関わる重要な酵素とされています。また、近年、この酵素が炎症に関わっていることが判明しています。
研究チームは今回、うつ病モデルマウスとうつ病患者の死後脳において、可溶性エポキシド加水分解酵素により生成されるタンパク質が増加していることを発見し、脳内で炎症が起きていると推測しています。
また、うつ病モデルマウスに可溶性エポキシド加水分解酵素を阻害する薬を投与したところ、即効性の抗うつ効果を示したといいます。
▼出典
プレスリリース(PDF)