国立遺伝学研究所と静岡県立大学は2017年8月4日付プレスリリースで、社会的順位が低いと、脳内のセロトニン受容体に影響を及ぼし、不安様行動やうつ様行動を誘発することを、マウスを用いた実験で明らかにしたと発表しています。
研究グループは今回、4匹の雄のマウスを同居させその影響を調べたところ、4匹の個体間で社会的順位が形成されること、また、順位の低い個体が順位の高い個体に比べ、顕著に高い不安様行動とうつ様行動を示すことを明らかにしています。
さらに、社会的順位の低い個体において、脳内のセロトニン受容体の機能が低下しており、抗うつ薬のSSRIを投与したところ、不安様行動とうつ様行動が大きく緩和したといいます。